不安からくる強迫性障害を克服して嫌になるループから抜けだそう

他者へ

強迫性障害のこわいところは、その症状が自分の中だけで完結しないところです。
つまり、自分以外の人に対しても、何らかの影響を及ぼしてしまうおそれがあるのです。
こういった症状は、一般的に「加害恐怖」と呼ばれています。
別ページで紹介した「不潔恐怖」や「確認行為」「数字へのこだわり」と同じように、代表的な強迫観念と強迫行為の一つです。

加害恐怖は、直接誰かに危害を加えたわけではなくても、「もしかしたら誰かに危害を加えてしまったかもしれない」という不安がつきまといます。
人それぞれ考え方は異なりますので、無意識のうちに人を傷つけてしまったり、嫌な気持ちにさせてしまったりすることはあるかもしれません。
しかし、多くの場合は、「気にしすぎ」の一言で完結することもあります。
ですが、強迫性障害に陥ってしまうと、そこで完結することが難しくなります。

不安感が強くなりすぎて、人によっては過剰に確認行為を取ってしまうことがあります。
例えば、テレビや新聞などのメディアに、事件や事故として取り上げられているのではないかと確認することもあります。
さらには、警察や身近な人、ひどい場合はまったく面識のない人にも、確認しようとします。

客観的に見れば異常性があることは一目瞭然ですが、本人からすればその異常には気づきにくいです。
ですから、強迫性障害を乗り越えるためには、周囲の人の支えや協力もとても大切になります。